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うちのニャン

うちのニャンは。8歳・三毛猫・まっすぐしっぽの拾われっこ・・・・というか、半ノラ母さんに返しそこなった女の子。

返しそこなって、初めて獣医さんのところに健康診断・・一応予防注射とか・・・に連れて行ったときに、まだ名前を付けてなかったのに気が付いた。
それで、名前が「にゃん」になった。

獣医さんとこでキャリアケージに入っている、というより「はまってる」コウバコ組んだ半ノラ雄猫さんも、名前が「にゃん」だった。

猫の顔で、ぶすっとした目つき、目の上まぶたのところが線を引いたようなまっすぐになってる目つき、だったし、細身で、かわいらしくはないお顔だった。

ニンゲンの事、信頼しようにも、半ノラ母さんの教えのほうが強力にインプットされただろうなあ。
近所の猫食堂商連、半ノラ母さんと兄弟・姉妹のかたまりから、人の子に捕まえられて、子猫の足では到底帰れない30メートル先の駐車場にポイされたんだから。
そこから、餌つぶで拉致した奴なんて、昼間は誰一人いないうちの中に閉じ込めたんだから。

今となっては、、ニンゲンは「ジンドウドア」だし、「ご飯ダシ」、だし、「寝床造り役」、だけれど、「命令しないと動かない奴」。

ねるところ、8か所以上あるので、「ニャン、いる?いない?」と、バスタオルやらしいてある場所を見て回るカーサンとJサン。
この二人がニンゲン。

後は不振者。

半ノラ母さんの教えが染みついてる。それとも、一緒に暮らす大きいニンゲンの数が少なかったせい?

地震の時は、真っ先に外に避難し、余震が続く中、ニンゲンがベランダで置いてかれ状態だった。
猫ほっといて、避難できないもの。
髭に枯葉くっつけて帰ってきたところ見ると、ニャンもびっくりしたんだろうね。

などなど、ともに暮らすこと、8年を超えると、ニンゲンのほうが猫になりたいと思うことも度々。

うらやましいわけではない。
猫の舌って、食べ物を味わうのも、体中お掃除するのも、汚れたお尻だってふき取るんだものね。
カリカリと克節と煮干しとチュールと、たまあに、またたび入りのおやつくらい。
焼き魚はお替りするけれど、刺身は一切れ、ニンゲンのお付き合いで食べるだけ。

単純明快な、単調であっても、喜ぶときは喜び、怖さ以外の嫌なことはあっさり忘れ、あたりを一生懸命見て暮らす。
寝てる時間も長いしね。

ニャン見ていると、暇暮らしの達人に見える。
いいなあ。

ここんとこ、ニャンは、ほとんど「不細工おめめ」になってないものなあ。
丸い目で暮らせてるようで、よかった。

by monosutenoki | 2017-10-13 01:25